定年まで働くつもりなんて元々なかった

退職とアーリーリタイア

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多くの会社では定年制が採用されており、私が勤めていた会社でも同様でした。

子なし共働き夫婦として長年働いていた私の場合、漠然と「このまま定年まで働くのかな…?」と考えていたとしても不思議ではありませんが、決してそんなこともなく……。

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定年まで会社を辞めないと仮定すると…

2025年4月から65歳までの雇用確保が義務となるように、流れは定年延長の方向に向かっているようです。

私が18年間勤めていた会社が今後どのように対応していくのかはもう知る由もありませんが、私がかつて想定していた定年は当然60歳。

まさか65歳や70歳定年なんていう時代が来ようとは、想像もしていませんでしたね。。。

私はいわゆる平社員のまま、42歳で会社員人生を終えました。

世の中には「出世できないからアーリーリタイヤ」というかたもいらっしゃるようですが、私にとって生涯平社員というのは想定通り。

出世できる実力があるかはさておき、私自身としては出世したいなんていう思いは少しもありませんでした。

管理職になるつもりなんてないのですから、定年まで会社を辞めないと仮定すると、60歳までずーっと平社員のままということです。

今より多少若かった私はこの未来を想像し、こう思いました。

いやー、それはさすがに無理があるのでは…と。

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自分が定年まで働いている絵が浮かばない

当時、社内にいた女性で定年退職したかたを、私は一人しか知りませんでした。

50歳前後の現役のかたまで範囲を広げてみても、数名増える程度。

もちろん今後はもっと増えていくであろうことが予想されますが、当時30代前半だった自分にとって、社内で50歳前後~の女性というのは極めてレアな存在でした。

そういった数少ない諸先輩方を見て、私は考えました。

自分も同じように働けるか?

というか働きたいか?

答えはどう考えてもNOでした。

社内を見渡して想像したときに、60歳近い自分が平社員のまま価値のある仕事をしている…という絵が全く浮かんでこなかったんですね。

このまま年を重ねるにつれて自分が会社の足を引っ張る存在に変わり、若い方々に気を遣われたり疎ましがられたりしながら働いている…そんな未来のほうがよっぽどリアルです。

そんな状態で働きたいか?と考えたら、ちょっと御免こうむりたいというのが正直なところでした。

本当に定年まで働くのか?

会社の定年は60歳だけど、私がこの会社で60歳まで働くことはない!

これはもう絶対的な自信がありました。

定年まで働かないということは、すなわち、どこかのタイミングで自ら辞めるということです。

それが一体いつになるのかはまだわからないけれど、とにかくいつかは辞めることになるのだという意識は、30歳を過ぎたあたりから持っていました。

アーリーリタイアという概念に触れたときに、割とすぐ「私も辞めちゃってもいいかも」と考えられたのは、この「結局いつかは自分から辞めるんだし」的発想が元々あったからだと思っています。

どうせいつかは自分から辞めるのだから、別にそれが今でもいいんじゃない?

数年早くなっただけだよね?

と、強引かつ楽観的ではありますが、そう思えました。

私の場合は「60歳でも無理」という感じでしたが、これが今後65歳、70歳と延びていく中で、「自分は本当に定年まで働けるのか?」と、立ち止まって考える人はどんどん増えていくものと予想されます。

偉大なる刷り込みによって何となく60歳まで働いていたであろう方々が、「そもそも冷静に考えたら60歳までですら働く必要なんてなかったな…」と気付く。

そんなケースは今後かなり増えてくるのではないでしょうかね。

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