専業主婦というと「ラクそう」とか「ヒマそう」というイメージが根強いかと思います。
そんな状態で夫に養ってもらっていることから、内心「ニートと一緒じゃん」なんて思っているかたもいるのかもしれません。
専業主婦の私って、ニートみたいなものなんでしょうか?
専業主婦はニートの定義には該当しない
まずはニートの定義から確認させてください。
総務省の労働力調査によると、
「15~34歳の非労働力人口の中から専業主婦・主夫を除き、求職活動に至っていない者」
をニートと位置付けているようです。
まずは冒頭部分「15~34歳の」。
専業主婦うんぬん以前に、私の場合はそもそも年齢でとっくにアウトでした。なんて悲しき43歳!
ニートというのは「若年無業者」のことらしいので、今の私の年齢だと「中年無業者」ということになりそうです。
どことなくポップな「ニート」という響きに比べ、「中年無業者」のほうは一気に重みを増したような気がします。
年を取ると、人はニートを名乗ることすらできなくなってしまうのですね…。
仮に年齢をクリアしたとしても、その次の「専業主婦・主夫を除き」の部分。
はっきりと専業主婦は除くというふうに定義されていました。
日本におけるニートの定義に専業主婦は該当しない。
これは疑いようもありません。
要は、働けるのに働いてないじゃんってことですよね
だがしかし。
定義上はどうであれ、「専業主婦なんてニートみたいなものでしょ?」という意見があるのも事実。
こういった方々は別に定義の話をしているわけではなく、要は、「働けるのに働いてないじゃん」ということを言いたいのかと思います。
専業主婦全盛の時代ならともかく、働く女性があふれている今の時代はなおさらです。
主婦でも働いている人がたくさんいるのに、働かない専業主婦なんてニートみたいなものだよね、と。
専業主婦なんてニートみたいなものなのか?
これに対する私の回答はこんな感じでしょうか…。
「専業主婦はニートではありませんが、私に限っていえば、確かにニートみたいなものですね。。。」
どう考えてみても、定義以外で自分がニートではないと主張できる材料が浮かびませんでした(笑)。
だって、稼ぎに値するような労働をしてないんですもの。
家事を時給にするとどーたらこーたらっていうお話はあまり好みではありませんが、よしんば家事に時給が発生したとしても、私の場合たかが知れています。
夫の存在により専業主婦の肩書きを名乗れるようになっているだけで、私がやっている家事のボリュームなんて、ひとり暮らしで働いているかたのそれと大差ありませんからねぇ。。。
そして、単に専業主婦というだけでなく、私の場合は子無し専業主婦。
この点がさらにニート感を増強しているポイントなのではないでしょうか。(←他人事)
毎日精一杯家事や育児をされている専業主婦のかた、仮に時給換算してもそれなりの稼ぎになっていると自負している専業主婦のかたは、ニートだなんて言われたらカチンと来るはずです。
でも私の場合、正直誰かからニート呼ばわりされたとしても仕方のない存在。
まぁあまりに開き直るのもアレですので、
「そうなんです、いやぁホントにニートみたいなものでして……えぇえぇ、ハイ、なんかホントすみません…」
ってな感じにペコペコしておこうかなと思っています。
ニートというよりひきこもりだった説
ちなみにニートと似たような概念でひきこもりというのがありますが、
ひきこもりは
「様々な要因の結果として社会的参加(義務教育を含む就学,非常勤職を含む就労,家庭外での交遊など)を回避し,原則的には6ヵ月以上にわたって概ね家庭にとどまり続けている状態(他者と交わらない形での外出をしていてもよい)」
という状態を指すようです。
こちらは残念ながら、まんま定義に該当しているような気がします。。。
そうか、私はひきこもりだったのか…!
外出していても家庭外の他者と交わらないとダメだとか、結構厳しいことをおっしゃるんですね…。
ニートの自覚はあったけど、ひきこもりの自覚はなかったなぁ。
まぁいいや。
何と言われようと、いましばらくはこのままコソコソと暮らしていくのみです。
ニート兼ひきこもりが嫌になるときが来たら、きっと何かしら始めるんじゃないかしら。多分。
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