半年前に「専業主婦だけどおこづかいで通勤定期券を購入」という記事を書きました。
今回は定期券を持って6か月過ごしてみた感想と、実際に元が取れたのか?について確認します。
私が購入した定期券
まず最初に、私が購入した定期券について簡単に振り返っておきます。
種類:オフピーク定期券 (※平日朝のピーク時間帯以外に利用可能)
期間:6か月 (※販売されている有効期間のうち最長でもっとも割安)
金額:29,870円 (※営業キロ11~15キロ範囲)
私には日々通わないといけない特定の場所はありません。
自分の行動範囲と掛けられる金額のバランスを考えて、最も効果が高そうな区間の定期券を購入しました。
専業主婦が定期券を持って6か月過ごした感想
定期券を持って6か月過ごした感想としては、ひと言で言うと「快適」。
予算の都合上、行動範囲の全てが定期券で網羅できているわけではありませんが、Suicaの残高が減る機会が各段に減ったおかげで気分よく過ごせました。
定期を持たずに交通費を毎回支払う場合、掛けた交通費に見合った成果が欲しくなるものです。
本当はサンマルクカフェでモーニングを食べるだけでいいのに、ついでにウィンドウショッピングでもしてから帰らないともったいないかな…などと思ってしまうわけですね。
その点、何も考えずにとりあえず家を出られる定期券の気軽さ!
どこで降りたっていいし、何もしないで帰ってきたっていい(笑)。めっちゃ自由。自由最強。
ちなみに、私の旦那は勤め人で、通常の通勤定期券を持っています。
旦那的にも、定期券がない嫁と休日に出掛けるのと定期券がある嫁と休日出掛けるのでは、定期券がある嫁と出掛けるほうが断然気楽なようです。
また、オフピーク定期券という点も、私には特に不都合はありませんでした。
ピーク時間帯は大体朝6時半から9時の間。
私の現在の平日起床時間は8時なので、特に意識せずともピーク時間帯にうっかり乗車してしまうようなことはなかったです。
半年間でオフピークを意識したのは、朝早い人間ドックに行ったときだけ。
このときはピーク時間前に入場することで対応しました。
定期券購入はお得だったのか?
一応金額分は乗車していたようです
金銭面というよりは精神衛生面を重視して購入した定期券。
とはいえ、あまりに割高になるのは考えものなので、半年間の交通費について振り返ってみたいと思います。
現実:オフピーク定期券29,870円を購入した場合の交通費
まずは実際に掛かった費用から。
定期券は自宅最寄り駅から上り方面に29,870円の範囲で購入しました。
定期券の区間外を利用する場合には都度電車賃を支払うことになり、これが半年間で6,132円掛かっていました。(Suicaの利用履歴で確認できました)
合計すると36,002円。これを基準に考えます。
仮定A:定期券を購入しなかった場合の交通費
現実ケースで乗車した区間を、全て通常運賃で支払ったと仮定した場合の交通費です。
この場合、合計すると39,904円。(交通費は手作業で調べているので間違っていたらすみません…)
定期券を購入していなかった場合には3,902円損をしていたことになり、意外にも定期券購入費用分は電車に乗っていたということがわかりました。
もちろん、定期券を購入していなかった場合にはそもそもこんなに電車に乗っていない説が濃厚で、この金額だけを見て「定期券を買って得をした」と結論付けるつもりはありません。
ですが、少なくとも「買うんじゃなかった…」という結果ではなかった、ということは言えるかと思います。
<参考:買ったのがオフピーク定期券ではなく通常定期券だったらどうか?>
定期券あり:39,612円=通常定期券33,480円+区間外6,132円
定期券なし:39,904円
一応定期券ありに軍配が上がっているものの、ほぼ互角といっていい勝負です。
オフピーク定期券の新設が定期券購入の動機のひとつになったのは、やはり感覚的に正しかったような気がします。
定期券の区間は適切だったのか?
実績でみるともうちょっと良い区間がありました…
実際に購入した定期券は自宅最寄り駅から上り方面に区間を全振りしている状態ですが、この半年間の実績を見ると、意外と下り方面の電車に乗ることも多かったです。
実は下り方面にもちょっとだけ区間を割り振ったほうが良かったのでは?と思ったので確認してみました。
仮定B:同じ金額の定期券の区間をずらして購入した場合の交通費
実績ベースで見たときに、実際の購入区間よりもお得になりそうな区間を探して計算してみました。
乗降車駅をそれぞれ下り方面に数駅分ずつずらすと、定期券料金は変わらず、都度払いの交通費がちょっとだけ抑えられ、全体としては現実よりも354円得をしていたようです。
これは意外な発見でした。
定期券の料金ランクは適切だったのか?
購入するなら29,870円という判断は正しそうです
定期券の料金は距離(営業キロ)で決まり、6か月のオフピーク定期券でいうと次のようになります。
営業キロ :料金
—————————
1~3 :18,500円
4~6 :22,750円
7~10 :24,180円
11~15 :29,870円 ←購入した定期券
16~20 :41,250円
(…以下私には関係ないので省略)
今回は感覚的に29,870円の定期を購入しましたが、毎回その範囲の駅まで行くわけではなく、もっと手前の駅が目的地になることも多いです。
実はワンランク下の定期券を買うという選択肢もあったのでは?と思ったので確認してみました。
仮定C:オフピーク定期券24,180円を購入した場合の交通費
このケースでも、区間は実績ベースで見たときに最もお得になりそうな区間に設定しました。
乗車駅は現実ケースに勝利した仮定Bと同じ駅に設定できたので、もしかしてこれも現実に勝てる?と思いましたが、実際は全くダメ。
24,180円定期を購入していた場合には、現実よりも6,024円損をしていたという結果になりました。
まとめ
現実+仮定3ケース、私が選んだ現実は、単純に金額だけを見ると4ケース中2位という結果になりました。
あれば間違いなく便利な定期券ですが、私にとってはどう考えても必需品ではありません。
そもそもの要否にはじまって、買うにしても区間、料金等、金銭面で見て何が最善なのかは後になってみないとわからないのが悩ましいところ…。
体調を崩したりなんかして急に電車に乗らなくなるリスクもあるし、誰かが定期券代を支払ってくれるのでもない限り、やはり都度払いのほうが間違いないんだろうなという気がしました。
でも!でもですよ。
私が重視するのは金銭面ではなく精神衛生面です。
ストレスなく電車に乗れれば、結果的に多少は高くついても構わないと思って購入しているわけです。
定期券料金分は乗車していたということがわかった今となっては、もはや買わない理由なんてないですよね。
で、買っちゃいました。新たな6か月分。
まだこの記事を書く前の「どうやら元は取れているようだ」程度の確認しか取れていないときに買ったので、区間も前回と同じです。(仮定Bの区間のほうが良かったかも?)
また半年間、頑張って電車に乗るぞー!
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