先日、専業主婦になってからFP3級に合格した話を記載しました。
そんなFP3級と並行して勉強を進め、受験した資格試験がもうひとつあります。
それが、日商簿記検定3級です。
日商簿記3級を受験したきっかけ
日商簿記検定は1954年から実施されている伝統のある試験ですが、私自身はこれまで受験したこともなければ受験を考えたこともありませんでした。
学生時代にしても会社員時代にしても、「商業」とか「経理」とか「会計」などとは無縁の経歴。
簿記?何の役に立つの? という状態でした。
そんな私が簿記3級を受けようと思ったきっかけはこれです。
財務諸表を読めるようになりたい
曲がりなりにも株式投資を行なっているのに、企業会計の基本的なことすらわかっていません。
せめて財務諸表に書かれた用語だけでも理解できるようになればなぁ…と常々思っていました。
財務諸表が読みたけりゃ、まず簿記を学びなさい というネット上での声を信じ、ここはひとつ簿記の勉強を始めてみるか!と考えた次第です。
だって、時間はありますから。
ターゲットにしたのは簿記初学者の多くが受験する日商簿記検定3級。
簿記3級の勉強をしたところで実際に財務諸表が読めるようになるのかはわからないけれど、あれだけ伝統があって大勢が受験している試験なんだから、少なくともFP3級よりかは意味があるでしょう!という感じですね。
日商簿記3級は「全ての社会人に役立つビジネススキル」
しかし、いくら意味がありそうとはいえ、簿記3級は学生や若手会社員が取得するイメージ。
40代が今さら簿記3級なんて受験するのはちょっと場違いだったかなぁ~と思っていましたが、それがそうでもなさそうです。
最近見た『週刊ダイヤモンド 2022年9/17・24合併号』の特集記事「40歳50歳60歳からの 儲かる資格・今から始める副業・役立つ学び直し」。
こちらの記事の中に、大変心強い記述がありました。
記事によれば、日商簿記3級というのは「全ての社会人に役立つビジネススキル」だそう。
「どの資格か迷うなら簿記3級からのステップアップが◎」とも記載されており、後々どの分野に進むにしても、まずは日商簿記3級をファーストステップとして取得することがオススメされていました。
例えば、
会計分野なら、
日商簿記3級⇒ビジネス会計検定試験⇒日商簿記2級⇒日商簿記1級⇒税理士・公認会計士
不動産・建築分野なら、
日商簿記3級⇒宅建士⇒管理業務主任者/マンション管理士⇒建築士⇒不動産鑑定士
といった具合にステップアップしていくのが良いようです。
私は「資格で儲けてやるぞ!」と考えていたわけではありませんが、
未経験ながらも日商簿記3級を取得しようとした思い付きは、案外センスが良かったんじゃないの???
と、この記事を見て満更でもない気持ちになりました(笑)。
日商簿記3級の勉強は通信講座を利用
前述の通り、私には簿記の経験が全くありません。
日本商工会議所がいうところの簿記3級のレベルは以下だそうです。
業種・職種にかかわらずビジネスパーソンが身に付けておくべき「必須の基本知識」として、多くの企業から評価される資格。
基本的な商業簿記を修得し、小規模企業における企業活動や会計実務を踏まえ、経理関連書類の適切な処理を行うために求められるレベル。
基本知識というくらいですから、簿記3級レベルであれば独学でも合格できないことはなさそうです。
でも、私の場合は最初から、独学ではなく通信講座を選択しました。
目標が「簿記3級合格」ではなく「簿記3級レベルの知識と技術を身に付ける」だったので、できれば誰かにちゃんと教えてほしいと思ったんですね。
通信講座は独学よりも当然お金が掛かりますが、教材調達の手間が減る分勉強そのものに集中できそうだし、ここは投資のしどころかなと。
具体的な利用講座や費用など、このあたりの詳細については後日別記事にしたいと思いますが、結果的には正解だったと思っています。
2022年6月に実施された第161回の日商簿記検定試験で、3級に無事合格することができました。
簿記の勉強はまだ継続中。
11月実施の第162回試験では2級を受験予定なので、引き続き頑張っていく所存です!
コメント