以前、自分のペースで心穏やかに生きるために会社を辞めようとの考えに至ったことについて記載しました。
今回は、会社を辞めると決めた私が旦那の合意を得るまでのお話です。
はじまりはじまり~。
会社を辞めると決めたけど
私には同居している旦那がいます。
もし独り身であれば、自分の意志と判断でアーリーリタイアでも何でも自由にすればよいでしょう。
でも、結婚していたり同居の家族がいたりする場合、ひとり勝手にリタイア、、、というわけにはいきません。
勝手に会社を辞めてきた家族が、ずーっと家でゴロゴロ。
仮に金銭面で全く問題が無かったとしても、同居人としてはこれまでの生活リズムが崩されることになり、困惑してしまいますよね。
円満なアーリーリタイア生活のためには、家族の合意は欠かせないものと思います。
会社を辞めるための口実
私は会社を辞めようと考えたとき、まず様子見で旦那にこう言ってみました。
「専業投資家になる!」
結果は、、、全く相手にされませんでした。
そりゃそうです。
専業投資家になると言っても、それ以前に、兼業投資家としての実績が何ひとつないのですから。
今の私の肩書は「専業主婦」ですが、私は専業主婦になりたかったわけではなく、ただ会社を辞めたかっただけです。
なので「会社を辞めて専業主婦になります」と宣言するには違和感がありました。
正しくは「会社を辞めて無職になります」となるのですが、それをそのまま伝えてしまうのは体裁が悪く、同意を得るにも程遠そう。
嘘にならず、かつ、自分にとって負担が発生しないもの、、、ここはひとつ「専業投資家」という夢のワードで様子見しますか、といったところです。
利益が出るかはともかく何かしらの投資はするでしょうから、まぁ間違ってはいないでしょう。
しかし、私の「専業投資家になる!」は単なる口実としても裏付けが無さ過ぎて、旦那も「なるほど、それはナイスアイデアだね!」とは当然なりませんでした。
旦那を説得するには数字しかない
こうなったら仕方がないので正攻法でいくしかありません。
一般的に、男性には数字を使って説明すると良いと言われます。
もちろん個人差はあるでしょうが、私の旦那はとりわけそのタイプの人間。。。
やはり数字の裏付けが必須です。
当ブログでも毎月報告していますが、私は我が家にある全ての口座の残高を確認して一覧化する作業を毎月欠かさず行なっていました。
我が家の資産状況に関してはしっかりと把握していましたので、自分が会社を辞めることを検討するにあたり、金銭面で問題がないであろうことは試算済です。
仮に私ひとりが会社を辞めたとしても、今と同じ水準で暮らす限り、恐らく我が家の資産は尽きないでしょう。
会社を辞めても資産が尽きないということは、裏を返せば、これ以上働いたところで死ぬ時の余分資産が増えているだけ、と考えられないでしょうか。
元々、夫婦ともにさほど贅沢をしたいという欲求はありません。
かなり高い確率でお金を使い果たすことなく死んでいくのではないかと予想しています。
金銭面だけで見ると、私が1年長く働くことは「1,000万持って死ぬか1,400万持って死ぬか」というような違いしか生み出さないのでは、そう思いました。
やはり数字の力は絶大だった!
旦那には最新の我が家の資産状況と共に、こういったことを伝えてみました。
すると、旦那も自分で試算を始めたようです。
私が提供した現時点での資産額を基準にして、年金がもらえる想定の70歳時点での資産がいくらになるか。
旦那の収入、私の収入、年間支出額を変化させながら、アレコレと。
最終的にはどうやら同じ結論に至ったようです。
大した説得をせずとも、私のアーリーリタイアはあっさり我が家の既定路線になりました。
持つべきものは会社を辞めても問題ないと思えるだけのお金と、理解のある配偶者。
めでたしめでたしというお話でした。
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