42歳、新米専業主婦誕生までの軌跡

退職とアーリーリタイア

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18年以上勤めた会社を辞め、42歳で専業主婦になりました。

今回は、私が専業主婦になるまでの軌跡を振り返ってみたいと思います。

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一般的には結婚か妊娠か

正社員として働いてきた女性が退職して専業主婦になるタイミングとしては、結婚や妊娠が一般的でしょうか。

育児や介護、夫の転勤が理由ということもあるかもしれません。

私のようにそのどれでもないタイミングで会社を辞めて専業主婦になるのは、恐らく少数派なのでしょう。

会社を辞めると人に言うと、当然のように「どこに転職するの?」と訊かれたものです。

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そういえば元々専業主婦志望だった

思い返してみれば、私は学生の頃、将来は専業主婦を志望していました。

自分がいわゆるバリキャリ気質でないことは、自分でよくわかっています。

大学時代には「就職したらなるべく早く結婚相手を探し、専業主婦になる」というプランを思い描いていました。

専業主婦として家族を支えたいなどという特別な想いがあったわけではありません。

ただ楽をしたかっただけでした。

また、自分の母親が専業主婦だったということも、それなりに影響しています。

専業主婦の母親を持つ娘が、母親を反面教師に「自分は自立した女性になりたい」とバリキャリ路線に進むみたいな話って本当なのでしょうか?

私の場合、専業主婦の母親を見ても「女性が働かなくて済むなら、それに越したことはないな」と思って終わりでしたから。。。

(誤解の無いよう補足しておくと、私は決して裕福な家庭出身ではなく、どちらかというと貧乏家寄りです)

余談ですが、私が通っていた大学は、女性の社会活躍を推し進めるような理念を掲げていました。

とある授業中に将来の話題になり、指名されたので仕方なく専業主婦になりたい旨の発言をしたら、女性教授に不思議な顔をされたことを憶えています。

自分に合わない大学選択をした私が悪いのですが、今振り返っても何だか馴染めない4年間でしたね。。。

めでたく結婚はしたものの…

就職して数年後、私は結婚しましたが、専業主婦にはなりませんでした。

当時の私にとって仕事は別にツラいものではなく、会社に対しても「ただ1か月居るだけで自動的にお金が入ってきて素晴らしいな」と感じる程度です。

そんな素晴らしい会社をわざわざ辞め、専業主婦になる理由なんてありません。

会社員から専業主婦に移行するためには何らかのトリガーが必要です。

結婚をトリガーにできなかった私には、その後、トリガーになるほどの出来事は発生しませんでした。

専業主婦になりたいなんていう思いは、とうの昔に無くなっています。

現状維持で流されるまま惰性で暮らしていたら、気付けば結婚後14年以上も同じ会社で会社員を続けていました。

結婚15年目、ようやく専業主婦に

結婚15年目にして、私は初めて専業主婦になりました。

これは「専業主婦」という選択肢を自ら選択したわけではなく、新たに出現した「アーリーリタイア」という選択肢を選び取った結果、オマケとして手に入った肩書にすぎません。

でも、なんだかんだで望んでいた形に落ち着いたのかもしれないと、今は思っています。

専業主婦に飽きる日が来るまで、まだ当分は今の立場を楽しみたいと思います。

いつか飽きる日が来るのでしょうか………。

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