結婚後、順調に貯蓄額を増やしてきた我が家ですが、これまで、金額を決めて主体的に貯蓄に励んだという経験はほとんどありません。
夫婦ともにあればあるだけ使ってしまうという性分ではなく、決められた生活費の範囲で暮らしていった残りがなんとなく貯まっていった…というだけだからです。
ただ、そんな我々にも、かつては貯金箱にコツコツと100円玉を貯めていた時代がありました。
今回は我が家の蓄財の出発点かもしれない、ブタの貯金箱の思い出話です。
白いブタの貯金箱
こちらのブタの貯金箱。
これは実際に我が家にある貯金箱を撮ったものです。
貯金を始めるために手頃な貯金箱を探していたのか、それともこの真っ白なフォルムに惹かれて貯金を始めようと思ったのか、、、
きっかけが何だったのかはもう忘れてしまいましたが、20年ほど前に私が購入した貯金箱であることは確かです。
当時はまだ結婚前で、我々が交際を開始してまもない頃でした。
この貯金箱を当時ひとり暮らしをしていた私の部屋に置き、旦那にこうお願いしました。
私「ウチに来たら、滞在日数×100円をこの貯金箱に入れて下さい」
土日に滞在したら200円。
少額だったからか、旦那は言われた通りにお金を入れてくれました。
ブタさん貯金の目的
この貯金の目的をシンプルに言うなら「慰謝料」です。
二人の未来のためにお金を貯めよう!と始めたものではなく、もしもの別れに備えるための貯金(笑)。
仮に別れることになった場合、別れを言い出されたほうがこのお金を総取りできることにすれば、精神的苦痛が多少は和らぐんじゃないかと考えたわけです。
…って、全部私が勝手に考えて、勝手に始めただけなんですけど…。
もちろん目的を考えると旦那ひとりにお金を入れさせるのは理不尽すぎるので、旦那が貯金箱に入れる金額と同じ額を私も貯金箱に入れていくルールにしました。
二人掛かりとはいえ、滞在日数×100円という金額では、貯まるのはせいぜい月に1,000~2,000円程度。
果たしてこれが「慰謝料」といえる金額になるのかは我ながらちょっと疑問でしたが、負担感なく継続的にお金を貯めようと思ったらこれくらいが妥当かなと…。
当時はまだ20代前半。お金なんてほとんど持っていませんでしたしね。
ウチに来るたびにお金を要求される旦那も、(内心どう思っていたかはともかく)言われれば素直に払ってはいましたので、抵抗感のない貯金ルールだったのだろうと思います。
最後はうやむやに終わったけど
これは単なる思い出話で、別に教訓めいた何かがあるわけではありません。
ただ、私が始めたこの貯金に対し、そんな少額貯めても意味ないよとか、貯金なんていいから使おうぜとか言う相手だったら、恐らく今これだけ蓄財できてなかったはずですし、そもそも上手くいっていなかったような気もしています。
交際は順調に続き、貯金箱の中身はちょっとずつ増えていきました。
1万円を超えたあたりから時々中身を使ったりなんかもしながら、確か3万円くらいまで貯まったように記憶しています。
その後一緒に暮らすようになって、最後はうやむやに終了…。(←お金を入れるタイミングがない)
結婚後、中身は全て取り出して家計に加えました。
以降、貯金箱は使用されず空っぽのままです。
というか、鍵がかかっていて開けられず、鍵も手元に無いので、うかつにお金を入れられません…。
(多分「なんだこれ」って言って捨ててますね、鍵。。。)
まぁとにもかくにも、これが我が家にとって初めての貯金でした。
二人の金銭感覚がそう遠くはないということが確認できたブタさん貯金。
お金は大して貯まらなかったけれど、無駄ではなかったはずです。
コメント